一年と少し前、年度四月に入る頃、乳呑み子の状態で迎えた娘ネコ。昔から同居している小鳥たちと比べると、好奇心旺盛、縦横無尽に動き回るので、住居周りを初めとして色々工夫が必要となってきます。
元々モノを持たないというか少ない暮らしをしていたのですが、それでもより一層、目につく表にはモノを置かない、爪研ぎ代わりに遊ぶ編み込み籠スタイルのインテリアは避けるなど、一年経った今でも試行錯誤を続けている状態。
ファッションも然りで、ボロボロになる部屋着や下着辺りはファストファッション一択に落ち着きましたし、メインのクローゼットがある部屋は基本的にネコ立ち入り禁止。毛足の長い仔なので、玄関先には携帯コロコロ。
ワガママというかツンデレの激しい自由人な娘ネコですが、親バカよろしく可愛いの一言。昔から犬猫どちらかといえばネコ派だったし、ツンデレで振り回されるのもキライでは無い性格なので、大切な人のふとした提案といつも頼りにしてしまう実行力でお迎えした次第。
結婚もしていない身で何をと言われそうですが、もし赤ん坊が授かったらこんな感じかなぁと、独り心の中で考えてしまいます。長い付き合いである大切な人とは喧嘩もするけれど、そんな時、互いに「ちょっと見て見て」と小声で囁き愛らしい子猫を見つめ、寄り添ってくるカラダを抱きかかえると、(根本的には解決していないと突っ込まれそうですが)一時的に休戦を迎えることしばしば。
モノは少し増えたけれど、スッキリとした(しなければならない)部屋をボーッと眺めながらそんなことをふと想う晩春初夏の今日この頃。